とるちゅのおと

コトノハノチカラ

2016-07-06から1日間の記事一覧

「烏の北斗七星」について

宮沢賢治は、生前に2つの著作を刊行した。1924年4月の心象スケッチ「春と修羅」の自費出版および同年12月の「烏の北斗七星」を含む9篇の童話を含む童話集「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」である。 この童話集の刊行に際しては大小二種の広告チラシが作…

「水仙月の四日」について

表題「水仙月の四日」とはどのような日であるのか。雪婆んごの立場から考えてみると、雪をたくさん降らせなければならない日であり、子どものひとりやふたりをこっち(雪婆んご側の世界)へとっていい日である。雪婆んご側の世界はあの世、遭難しかけている…